障害者雇用は何人から必要?計算方法と法律の基礎知識

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障害者雇用について調べると、「何人から義務があるのか」「人数はどう計算するのか」で迷う企業担当者は少なくありません。特に中小企業では、法定雇用率や対象人数の考え方が分かりにくく、対応が後回しになることもあります。そこで今回は、障害者雇用は何人から必要になるのか、基本的な計算方法と法律の考え方を、できるだけ分かりやすく整理します。

障害者雇用は何人から必要になる?

障害者雇用は、一定規模以上の企業に義務があります。現在は、常時雇用する労働者が40人以上の企業が対象です。これは法定雇用率をもとに計算されており、対象人数は制度改正によって変わることがあります。

例えば、従業員が40人いる企業の場合、法定雇用率に基づき障害者を1人以上雇用する必要が生じます。ここでいう「従業員」には、正社員だけでなく、一定条件を満たすパートや契約社員も含まれます。

また、障害者雇用は単に人数をそろえる制度ではありません。企業が働きやすい環境を整え、多様な人材が活躍できる職場を作ることも目的の一つです。そのため、採用だけでなく、業務内容や職場環境の見直しも重要になります。

障害者雇用の計算方法の基本

障害者雇用の計算方法では、「常用労働者数」と「法定雇用率」がポイントになります。一般的には、企業全体の常用労働者数に法定雇用率を掛けて必要人数を計算します。

たとえば、常用労働者が100人の場合、法定雇用率が2.5%であれば、2.5人分の障害者雇用が必要という考え方になります。この場合、小数点の扱いにもルールがあります。

さらに、障害の種類や勤務時間によっては、1人を0.5人または2人として計算する場合もあります。短時間勤務かどうかなど、条件によって数え方が異なるため、単純な人数だけでは判断できません。

特に初めて制度を確認する企業では、「対象になる社員の範囲」と「勤務時間の扱い」を整理することが大切です。誤った計算のまま進めると、後から修正が必要になることもあります。

法律で定められている企業の対応

障害者雇用促進法では、対象企業に対して障害者雇用の義務が定められています。基準を満たさない場合には、行政指導の対象になることがあります。

ただし、すぐに罰則が科されるというより、まずは改善に向けた取り組みが求められる流れが一般的です。そのため、急いで採用人数だけを増やすのではなく、長く働ける環境づくりを意識することが重要です。

最近では、在宅業務の活用や業務の切り分けなど、中小企業でも取り組みやすい方法が増えています。自社に合った働き方を整えることで、無理のない障害者雇用につながりやすくなります。

まとめ

障害者雇用は、常時雇用する労働者が40人以上になると対象となり、法定雇用率をもとに必要人数を計算します。ただし、勤務時間や雇用形態によって数え方が異なるため、制度の基本を正しく理解することが大切です。法律への対応だけでなく、働きやすい職場づくりという視点を持つことで、継続しやすい障害者雇用につながります。

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